株式会社エス・エム・エスキャリア 医療・介護の人材支援

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医療法人社団兼誠会 杉安病院(現:つかぐち病院) 事務長 石橋様

新築移転、増床。プロの助言を真摯に受け入れ、短期間での看護師大量採用に挑む


医療法人社団 兼誠会 杉安病院(現:つかぐち病院) (兵庫県)

地域に根ざした医療で、長年に渡り兵庫県尼崎市を支え続ける病院。慢性疾患の高齢者への医療の提供を中心に、リハビリやターミナルケアなども含め、様々なニーズの入院に対応している。2019年2月には、新築移転に伴い病院名を「つかぐち病院」へと変更。系列の内視鏡専門クリニックである「杉安クリニック」を統合し、最寄り駅からのアクセスの利便性が高まることで、さらに地域のニーズに応えている(移転前:129床。移転後:150床へ増床)。

※メイン写真は2018年8月に建設中のつかぐち病院内で撮影


医療法人社団 兼誠会 つかぐち病院 事務長 石橋 卓哉(いしばし たくや)様

事務長としてつかぐち病院の新築移転に伴う実務全般の陣頭指揮を執る一方、人事・採用の責任者として 日々院内の医療スタッフと向き合っている。

株式会社エス・エム・エスキャリア
人事・組織コンサルティング事業部 ソリューション統括グループ
藤井 洋充(ふじい ひろみつ)

2012年入社。西日本エリアの医療機関を中心に、採用・人事支援サービスを提供している。

株式会社エス・エム・エスキャリア
キャリアパートナー第一部 神戸事業所
佐伯 典子(さいき のりこ)

2009年入社。キャリアパートナーとして、兵庫県を中心に看護職の方々の転職支援を担当。

インタビュアー:株式会社エス・エム・エスキャリア
人事・組織コンサルティング事業部 ソリューション西日本グループ
大西 弘則(おおにし ひろのり)

2007年入社。看護職の人材紹介部門で神戸・大阪・京都の責任者を経て、現在は兵庫県内の医療機関を中心に採用・人事支援サービスを提供している。


短期、かつ大量の看護師採用。採用計画に頭を悩ませ始めたころ「渡りに船」の一本の電話が

大西:20192月に新築移転を迎えるにあたり、看護師の短期大量採用が必要になったと伺いました。
石橋事務長:そうですね。当院はこれまでハローワークからの紹介を中心に人員を確保してきていましたが、それだけではどう考えても間に合わないことは明白でした。求職サイトや人材紹介はあまり使ったことはありませんでしたし、それも含めて検討しなければならないな、と考えていた矢先に、御社からご連絡をいただいたんです。たまたま私が電話を取ったのですが、お電話をくださった営業の林さんの印象がとてもよかったのと、ちょうど今後の採用計画について考えていたときだったので、話を聞いてみたいなと思い、お越しいただきました。業界最大手である御社のことはもちろん知っていましたので、お電話をいただかなくてもそのうちこちらからアクションを起こしていたとは思いますが。
大西:佐伯さんはつかぐち病院様の移転・増床のことは知っていましたか?
佐伯:はい、知っていました。私も含めた神戸事業所の担当者から月1回は状況確認のお電話をしたり、近隣の候補になりえる看護師様のキャリアシートを送ったりはしていました。

絶対に失敗できない採用活動。「安心感」でエス・エム・エスキャリアを選択

大西:藤井さんは今回の短期大量採用の話にどのような印象を持ちましたか?
藤井:過去に当社とあまりお取引がなかったので、採用のポテンシャルが読めないというのが正直な所感でした。ただ、調べていくうちに、つかぐち病院様には採用につながり得るポジティブな要素が豊富にあることが見えてきました。
佐伯:そうですよね。大変失礼ながら、つかぐち病院様は「立地と建物の古さ」が看護師様にとってネガティブ要素でした。でも、人間関係はとても良いですし、定時で帰れて子育てと仕事が両立できる。総師長もすごく魅力的な方です。今回の新築移転によって駅から近くなり建物もキレイになるので、ネガティブが払拭され、もう無敵の病院になるんですよ!
石橋事務長:無敵とは、ありがとうございます(笑)。おっしゃるように立地と建物の古さはありましたが、良いところもたくさんある病院だと思っています。そして、もともと良いところを、もっと良くしようと努力もしてきました。たとえば、これまで年間休日は107日だったのに対し、2017年4月には113日に引き上げたり、夏季休暇、冬季休暇を増やし、2月だけ休みが少なかったのを増やしたり。働いてくれている職員のがんばりにできる限り報いたいと思いますので、常に「どうすればもっと働きやすい病院になるか」を考え続けています。
藤井:働く職員の皆さんを財産と捉えられていらっしゃるからこそ出てくるお言葉ですよね。もともと良いところが多く、さらに改善をし続けているつかぐち病院様に対して、私たちが提供できる価値は何か。提案をさせていただく際にはかなり考えました。そして、3つの価値を導き出しました。まずは、採用計画の立案・遂行のサポートを、これまでのノウハウを生かして実施すること2つめは、新築移転・増床によって多忙になる職員の方々の業務負担の軽減をすること。最後に、これは当たり前かもしれませんが、今回の採用活動を成功させることです。
石橋事務長:絶対に失敗できない採用活動なので、プレゼンテーションで藤井さんに力強くご説明いただいたときの「安心感」は、御社にお任せしようと決めた要素としてとても大きかったですね。業界最大手で多くの看護師の紹介実績がある御社の企業としての安心感と、プレゼンテーションの際に感じた「この人なら信用できる」という安心感。他にも2社からお話をいただいたのですが、御社は特に動き出しが早かった。御社でダメなら他社でもダメだろうという気持ちで御社を選びました。

当初は難航した採用活動。変化のきっかけは「コミュニケーション」

大西:採用がスタートして約半年ですが、当初はあまりうまく行かなかった時期もあったそうですね。
藤井:もっとスムーズに進むかなと思っていたのですが、最初の12カ月ぐらいはうまく行きませんでしたね。面接はたくさんしていただいたのですが、なかなか採用に至らない、という時期が長く続きました。
佐伯:当初は私も事務長とお話ができておらず、お互いのニーズを探り合えないままスタートしてしまった印象でした。
石橋事務長:確かに、ゆっくり話をする時間もないまま進めていた部分はあるかもしれませんね。
佐伯:そこで藤井さんが私と事務長の間を取り持ってくれて、事務長とじっくり話し合う機会をいただきました。総師長ともお話をすることができて、現場が本当に求めている人物像を確認することができたので、それを持ち帰って社内の他のメンバーにも伝えました。そこからですね、劇的に変わったのは。
藤井:最初は面接していただいてもまったく採用に結び付かなかったのが、ある時期を境に内定の確率が相当上がりましたもんね。
石橋事務長:面接から採用までの流れも改善していきましたからね。
佐伯:当初は面接をしてから、後日改めて職場体験をしてもらい、それから給与の話をするという採用フローでした。看護師様は休日がかなり限られているので、面接と別の日に職場体験の日程を組むのが難しく、日程調整している間に併願先に内定してしまうケースが多かったんです。そこで、面接と職場体験を同日に行い、給与の話も面接当日にしてもらえないか、という提案をしたところ、すぐに採り入れてくださったんです。
藤井:当社から様々な提案をしても、院内の調整ができずに難航したりするケースは往々にしてあるのですが、つかぐち病院様はこちらから提案すると100%実行してくださる。そこがすごいところなんです。
大西:当社からの提案をすぐに採用してくださった理由は何だったのでしょうか。
石橋事務長:プロの目から見て「こうしたほうがいい」という提案は、受け入れて実行すべきだろうと思ったからです。お金や時間がたくさんかかることでなければ、どんどん採り入れて実行しようという、ただそれだけですね。そういえば、最近も入職後のフォローについてのアドバイスをいただきましたよね。
佐伯:そうですね。貴院の看護師様とお話する機会もありますので、そこで得られた情報を元にご提案差し上げました。
石橋事務長:採用して終わりではなく、入職後のフォローまで我々もしっかり考えなければならないんだと改めて認識する機会になりました。看護師のケアをするのは主任や師長の仕事、採用した後は現場に任せようと思っていましたが、もっと病院全体でケアしなければいけないんだなと気付かされました。入職後1カ月の人にはちゃんと面談をしてほしいとか、ちょっと様子が気になる病棟があれば話を聞くとか、こちらから現場に働きかけて行くべきなんだと、自分の中で考え方が変わってきました。これは藤井さん、佐伯さんと仕事をする中で得た気付きであり勉強になった点です。職員に対するケアの選択肢が広がったし、自分自身の考え方も広がってきたことを実感しています。
佐伯:入職後も病院全体でフォローしていただけるので、安心して看護師様をご紹介できます。看護師様を幸せにしてくれる病院だということを社内PRして、藤井さんにも情報をもらって社内で共有するように心がけました。社員が病院のことを理解してファンになったら、自ずと看護師様への提案も促進されます。こういった情報共有も私たちの大事な役割だと思っています。

病院全体で新しいことに挑戦していきたい。その中でも変えてはいけないもの。

大西:工事も着々と進み、いよいよ移転に実感を持ち始めていらっしゃることと思いますが、今後どのような病院運営を考えていらっしゃいますか。
石橋事務長:病院にとって患者さんは非常に大事な存在ですが、そこで働くスタッフも同じぐらい大事です。患者さん半分、スタッフ半分ですね。新築移転にあたって、地域包括ケア病棟や内視鏡検査専門クリニックの開設など事業は拡大して行きますが、一方で守らなければならない大事なもの、変えてはいけないものもあると思っています。その点で言うと、御社の従業員満足度調査(FitnES・フィットネス)でこの病院に対するスタッフの満足度を改めて確認できたのが非常に良かったです。残業が少なく、有休消化率が高く、ゆとりをもって働けることに満足しているスタッフが多いという結果が出て、当院の「強み」が明確になりました。
佐伯:みんながなんとなく「こうじゃないかな?」と考えていたつかぐち病院様の「強み」が、実際にスタッフの考えている「病院の良いところ」とぴったり合致した結果でした。調査結果という「根拠」があるので、看護師様にも自信を持ってアピールすることができました。
石橋事務長:良い部分は変えずに大切に守りながら、病院全体で新しいことに挑戦して行きたいと考えています。
大西:今後、当社に期待しているのはどのようなことでしょうか。
石橋事務長:まずは看護師の採用をやり遂げること、これが一番ですね。そのためにどう取り組むかという提案は御社からいただいているので、こちらはそれをしっかり実行する。ゆくゆくは自己応募も促進して行きたいです。
藤井:私たちにとって採用人数の確保は必須条件であって、大切なのはその先に何を提供できるかだと考えています。自己応募の促進もそうですが、私たちがやってきたことを自分たちで実行できるようになっていただきたいし、病院全体で目指す姿を実現していただきたいと思っています。私たちは経営のお手伝いをするつもりで採用のご支援をしているので、地域の患者さんにも病院で働くスタッフにも、「良い病院ができて良かったね」と喜んでいただける状態になるといいなと思います。
石橋事務長:今回の採用活動が終わった後も、御社とのお付き合いは続くと思います。そういった関係づくりをしてきたつもりなので、今後もいろいろと教えてもらえるとうれしいです。
※FitnES・フィットネス:2018年10月現在、合計200以上の事業所で導入され、医療従事者80,000人以上にご回答いただいているES調査。豊富なデータを元にした他事業所との比較により、自院の強み/弱みを詳細に把握できる。


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インタビュアーから一言

つかぐち病院様は、様々なお取組みの結果、50名以上の自己応募を集めることに成功し、余裕をもった人員配置で新病院をオープンされました。インタビューを通して、藤井・佐伯からは「絶対にこのプロジェクトを成功させる、貢献する」という強い決意を、石橋事務長からは「プロの言うことだから間違いない」という当社への厚い信頼を感じました。サービスだけでなく、人と人との温かみのあるつながり。それを感じられ、私にとっても非常にうれしい時間となりました。

私も、大人数採用・短期間採用・新規オープン採用など、様々な採用プロジェクトに関わらせていただいております。どんなに良いサービスがあっても、そのサービスを介してお客様の課題を解決するのは「人」であり、人として信頼していただくことが最も大切であると改めて痛感し、身が引き締まりました。

インタビュアー:大西 弘則
記事編集:キャリアパートナー第一部 京都事業所 赤岡 広章
カメラ:キャリアパートナー第一部 京都事業所 藤原 徹哉