株式会社エス・エム・エスキャリア 医療・介護の人材支援

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西横浜国際総合病院 小野塚看護部長・佐山様

競合病院がひしめく横浜エリア。地域密着型病院だからこその「成功フォーマット」とは


医療法人 横浜博萌会 西横浜国際総合病院(神奈川県)

1988年9月、西横浜国際病院として開院。1990年に西横浜国際総合病院に名称変更。「安心・安全の医療~患者さんと共に~」を理念に、地域の中核病院として、急性期から在宅までシームレスな対応をできる機能を有し、地域の方々の健康と生活を多職種連携・協働で支え続けている(188)


医療法人 横浜博萌会 西横浜国際総合病院
小野塚 薫(おのづか かおる)看護部長

2014年4月、西横浜国際総合病院に入職。病棟師長、副部長を経て2018年に看護部長就任。「目標を持ったら絶対達成できる」という信念を持ち、公私ともにバイタリティ溢れる活動をしている。日本看護協会認定看護管理者。

医療法人 横浜博萌会 西横浜国際総合病院
採用企画室 佐山 裕重(さやま ひろしげ)様

一般企業での営業経験を経て、2017年10月、西横浜国際総合病院に入職。人事未経験の中、医師を除くすべての採用を一手に担っている。

株式会社エス・エム・エスキャリア
ナースキャリア事業本部 ナース専科新卒事業部
ナース専科東日本セールスグループ 橋本 舞衣子(はしもと まいこ)

2017年4月入社。看護師人材紹介部門でのキャリアパートナー職を経て20194月より現職。


人事未経験の採用担当者が抱えていた課題

インタビュアー:佐山様はまったくの未経験から現在の業務に就かれたと伺っていますが。

佐山様(以下敬称略)そうなんです。それ以前は布団のリース営業をやっていて、業者として当院も含め色々な病院に出入りしていました。縁があって採用担当者として入職しましたが、当時は仕事のことが全くわからない状態でした。入職する前、前任者に「自分で勉強や準備をしたほうが良いことはありますか」と質問したんですが、「いやいい。何も身構えずに来てほしい」と言われたもので、その言葉を信じて何もせずに入職してみたら、すごく大変でした…。

橋本:具体的にどんな点が大変でしたか?

佐山:まずは業務のボリュームです。約400人の職員がいる大規模な組織の採用活動を、医師以外はすべて1人で見なくてはなりませんでした。1人でやれる限界があるというのは通感しました。

橋本:しかも未経験の領域だったわけですよね。心中お察しいたします…。採用活動そのものについては何か課題を感じていましたか?

佐山:九州や東北など、遠いエリアから来る学生さんは多かったのですが、神奈川県内から当院に応募してくれる学生さんが少ないという課題がありましたね。

小野塚看護部長(以下敬称略)当院は併設の看護学校を持っておらず、実習も受け入れていなかったことが大きいです。今はよこはま看護専門学校から実習を受け入れ始めたのもあり、少しずつ神奈川県内からの応募も増え始めています。ただ、神奈川県は学生さんの絶対数は多いのですが、採用競合となる病院の数も多いので、獲得競争がとても激しいんですよね。

佐山:そうですね。その中でどうやって学生さんを集めるか。それが課題でした。

ヒアリングとデータに基づいた提案を ― 決め手は実績と細やかな対応

インタビュアー:2020年卒の看護師採用に当たり、当社からはどんな提案をさせていただきましたか?

佐山:全国を視野に入れた合同就職説明会の出展をご提案していただきました。

橋本:ナース専科 就職ナビ」はかなり以前から全国に展開していて、過去のデータも豊富に蓄積しています。神奈川県内だけではなく、日本全国のどの地方からどれだけの学生さんが神奈川県に流入しているのか?といったデータを活用し、それらと西横浜国際総合病院様への入職実績を踏まえて、出展エリアのご提案をさせていただきました。

小野塚:そうそう。市場がどうなっているか、それが一番知りたいところなんですよね。

佐山:他の会社さんだと、「横浜にある病院なので、横浜で開催されるイベントに出ておきましょうか」という大雑把なご提案をいただくこともあったりします。御社は、昨年度も今年度もそうですが、きちんと全国を視野に入れ、データを根拠にしたプランをご提案くださるので、非常に説得力があります。あ、ここ、「他社とは違います」って書いておいてください(笑)。

橋本:ありがとうございます(笑)。

佐山:新任で分からないことが多い中、橋本さんだけではく、歴代の担当者の方々にも大変お世話になりました。未経験の私に丁寧に色々と教えてくださいましたし、何と言うか…いやらしさがないんですよね。対応がとても気持ち良いです。

橋本:貴院の採用成功は私たちのゴールでもあり、貴院の強みや直近の状況をしっかりヒアリングさせていただいた上で、採用成功に少しでも力になれるご提案、ご支援をさせていただくのが私の務めです。こちらこそ至らない点も多くあったかと思うのですが、そう言っていただけるととてもうれしいです。ありがとうございます。

佐山:対応の面ももちろん御社媒体を使う理由ですが、実績としても申し分がないです。昨年度までは他にも複数の媒体を利用していましたが、費用対効果を検証した結果、御社が圧倒的に良かったんですよね。資料請求数もダントツです。そのため、今では御社をメインで利用しています。

「私たちに風が吹いてきた」 ― インターンシップにも多数の学生が来訪

インタビュアー:2020年卒の看護師採用では、どんな目標を設定していたのでしょうか?

佐山:ここ3年くらいは、毎年最低10名の入職を目標にしています。

小野塚:また、合同就職説明会のゴールとして置いていたのは、とにかく学生さんに病院へ足を運んでもらうこと。つまり、「病院見学やインターンシップにどれだけつなげられるか」をゴールにしていました。直接見に来てもらわないと、伝わらない魅力が色々あるので。

橋本:具体的にはどんな点でしょうか?

小野塚:まず、チームワークや組織のまとまりが良いことです。当院は190床に満たない中小規模の病院ですので、多職種やチームとの垣根が低く、コミュニケーションが活発なんです。昔は組織運営に苦戦し、離職率が40%くらいまで高まってしまった時期もあったようなのですが、前任の看護部長が6年かけて様々な取り組みをし、約20%にまで下がりました。その後私が引き継いで、今は約12%にまで下がっています。

橋本:神奈川県の平均が約14%くらいだったかと思いますので、それよりも低い水準になったのですね。

小野塚:そうなんです。私はその前任の看護部長から「人を大切にする」という精神を引き継ぎました。

佐山:小野塚は、現場の看護師1人ひとりの顔と名前をしっかり把握しているんですよ。

小野塚:それも小さい病院だからこそですね。職員それぞれが持つ異なる強みに着目して、みんなにイキイキと働いてもらえる環境を作るようにしています。多職種だけでなく、理事長や院長といった上層部との風通しもとても良くて、スタッフであっても日ごろから言いたいことを言わせてもらえる関係性があります。働きやすい職場にするために考えたアイデアを上層部に持っていって、頭ごなしに拒否されたり却下されたりすることはまずありません。あとは、セコムの提携病院なので組織分析を経営に反映できることも魅力の1つです。特に当院は提携病院の中でも経営状態が良く、10数年黒字を継続しているんです。それもやはり、多職種との連携を強化した組織運営や、生産性の高い働き方を追求した結果だと言えます。

インタビュアー:実際の採用活動はどのように進んでいったのでしょうか。

佐山:まずは地方の合同就職説明会への出展ですね。今年度は、静岡への出展にチャレンジしたのが大成功でした。

橋本:これまで入職実績がある看護師さんの属性や、県外からの流入データなどを照らし合わせて、神奈川県への流入が多く見込めるエリアとして静岡をご提案しました。

佐山:何年か前に一度出展したようなのですが、その時は効果が出なかったらしいんですよね。

小野塚:もともと静岡は候補に入っていませんでしたが、データを基にご提案いただき、結果的にはすごく良かったですね。インターンシップにもたくさんの学生さんが来てくれました。

佐山:合同就職説明会に参加するメンバーを厳選するようにしたことも御社からのアドバイスでしたよね。

橋本:そうですね。当社が毎年学生さんを対象に実施している意識調査がありまして、そのデータによると「合同就職説明会では2年目・3年目の新人看護師さんに話を聞きたい」という声が半数以上なんですよね。それをお伝えし、合同就職説明会に参加いただく看護師さんの人選に生かしていただきました。

小野塚:アドバイスいただいたとおり、参加メンバーは若手の看護師を中心にしました。参加メンバーが良かったこともあり、学生さんがたくさん来てくれたんだと思います。「私たちに風が吹いてきた」っていう感覚がありましたね(笑)。

佐山:他にも、合同就職説明会の出展ブースレイアウトについて細かいアドバイスをいただいたことがありました。いつも丁寧に会場内の学生さんの動線を教えてくれて、学生さんが移動する自然な流れの中で出展ブースのレイアウトができるようにしてくれていました。会場ごとに動線が違うので、毎回レイアウトを変え、自分たちの立ち位置も変えるようにしています。

橋本:インターンシップを受け入れる段階でも何か工夫はされていますか?

佐山:3年目までの看護師に各病棟から2人ずつ出てもらい、「リクルートチーム会」というものを作っています。より学生さんに近い立場なので、「自分たちが当院のインターンシップに参加するなら」という意見を持ち寄り、企画をしてもらっています。

小野塚:また、これは工夫ではないのですが、当院に来る学生さんに評判なのは、看護師以外の職員やドクターもすれ違いざまに学生さんへ「こんにちは」と挨拶をする点です。「病院の雰囲気が良いから入職を決めました」という声を多くもらっています。最初は挨拶に消極的な職員もいましたが、周りが「挨拶しましょう」と指摘し合う文化が醸成されていて、組織全体で良い雰囲気を作れていると思います。

インタビュアー:橋本さんは、支援している中で印象に残っていることはありますか?

橋本:私が西横浜国際総合病院様を担当させていただいているのは今年4月からです。前任の担当者がしっかりとご支援させていただいていたことは正直プレッシャーでしたが、佐山様は新任の私がお伝えしたアドバイスを協力的な雰囲気で受け取ってくださり、すぐ実行に移してくださいます。印象に残っているというより、率直にうれしいなと感じています。

「できる」と信じているからきっとできる。本当の「地域のマグネットホスピタル」を目指して

インタビュアー:今後、さらに当社のサービスに期待していただいていることがあれば、教えてください。

佐山:もうこれ以上は望めないくらい良くしてもらっています(笑)。橋本さんは当院に訪問してくださる時も「この日に近くに行くので寄らせてください」という風に、こちらが変に気を遣わないようにしてくださったり、とにかく気持ち良く、丁寧に関わってくださいます。これからもそのスタンスでいてほしいと思います。

橋本:恐縮です。2020年卒の看護師採用の実績の評価としてはいかがでしょうか。

佐山:現時点で、最低10名の目標に対して5名の学生さんが入職予定となっています。インターンの参加者数は、昨年度12名だったのに対し33名に増えました。ここから面接、内定と進んでいくわけですが、おそらく目標は達成できると思います。

小野塚:インターンシップの参加者のうち6割は地方出身の学生さんだったので、御社からのご提案による効果は大きかったと思います。 今年度はインターンシップがほぼ満席の状態で、残念ながらお断りしたケースもあったことを考えると、成果はかなり良かった、と言えるのではないでしょうか。

橋本:そう言っていただけて安心しました。ありがとうございます。

インタビュアー:最後に、お二人の今後の目標や貴院の展望について伺わせてください。

佐山:先ほどから申し上げていますが、当院の入職者やインターンシップ参加者は、県内出身者だけではなく遠い県外出身の学生さんも多く、初めての就職や慣れない土地での生活に不安を抱えている人も少なくはないと思っています。そんな中でも当院を選んでくれた、その気持ちを裏切らないようにしたいと思っています。そのために、採用活動では、良いことだけではなく、当院の悪い点や改善すべき点も正直に伝える、と決めています。採用担当は、学生さんが最初に出会う「病院の顔」となる存在です。それを常に意識して活動をしていきたいと思っています。

小野塚:看護部としては、もっともっと看護の質を上げていきたいと考えています。当院のような地域密着型の病院では、病院のベッドは地域のベッドです。その考えに基づき、急性期から回復期、在宅に至るまで、「地域の人たちのその人らしさ」を大切にしていく看護を実践していきたいです。今は、「身体抑制ゼロ」をこの地域の病院の中で一番に実現したいと思っています。そのためには、働く看護師の意識をさらに高めるような教育をしていく必要があります。決してすぐに達成できるような易しい目標ではありませんが、「できる」と信じているので、きっとできると思います。 


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インタビューを終えて

今回のインタビューでは、「できると信じているからきっとできる。」という看護部長のお言葉がとても印象に残りました。
強い信念を持って「地域のマグネットホスピタル」を目指す西横浜国際総合病院様。その担い手である看護師の採用が、病院にとっていかに重要であるかを改めて実感しました。
お客様が抱える課題は様々ですが、ちょっとした工夫の積み重ねが風向きを変える…。お客様の声に耳を傾け、その工夫をお手伝いするのが「ナース専科 就職ナビ」の役割であると共に、存在価値だと思いました。
また、私は中途採用の人材紹介サービスに携わっており、看護師様と事業所様をつなぐ事が私の役割ですが、今回のお話を聞き、改めて自分のマッチングのその先には「地域」がある、という事を再認識できました。

インタビュアー:ナースキャリア事業本部 ナースキャリアパートナー第一部 大阪第一事業所 広川 裕美
カメラ:ナースキャリア事業本部 ナースキャリアパートナー第二部 京都事業所 藤原 徹哉