株式会社エス・エム・エスキャリア 医療・介護の人材支援

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新卒看護師 ナース専科利用者様

幼い頃から憧れていた看護師。ナース専科の説明会で自分の道を明確にできた


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妻木 愛(つまき めぐみ) (静岡県在住/看護師)

静岡県出身。看護師をしていたお姉様の影響で、幼少の頃から看護師になりたいと思っていた。20173月、武蔵野大学看護学部看護学科(東京都)卒業、同年4月に静岡県立静岡がんセンターに就職。希望していた頭頸部外科に配属となり、現在は夜勤独り立ちを目指して日々奮闘中。

 

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株式会社エス・エム・エスキャリア 人事・組織コンサルティング事業部
ナース専科西日本セールスグループ 嶋田 靖士(しまだ せいじ)

2009年入社。キャリアパートナーとして看護職、リハビリ職の方々の就職・転職支援を担当。2016年より、現部署にて主に東海エリアの医療機関を中心に新卒看護師の採用に関する支援を担当している。


歳の離れた姉への憧れと「がん看護」を志したきっかけ

p_sub1インタビュアー : 妻木さんは東京の武蔵野大学をご卒業されていらっしゃるんですよね。やはり東京に出たい、という思いがあったのですか。

妻木様(以下敬称略)いえ、東京に出たいとは全く思っていませんでした。選んだ大学がたまたま東京にあった、という感じです。

嶋田:なぜ武蔵野大学を選んだのですか?

妻木:武蔵野大学には「人の生老病死に向き合える、質の高い看護師を育成する」という理念があります。まずはそこに惹かれました。あとは、薬の勉強や心理の勉強も自分の選択次第でできる、というところもいいなと思いました。看護師になったら薬の知識はある程度必要だし、人に関わる仕事ですので、人の心理を学ぶことにも意味があると思ったので。

嶋田:なるほど。高校生でそこまで考えられるのはすごいですね。やりたいことが明確、というか。いつごろから看護師になりたい、と考えていらっしゃったのですか?

妻木:物心ついたときにはなりたい、と思っていました。一瞬「ケーキ屋さんになりたい」とかもあったんですけれども(笑)。実は、歳の離れた姉がここ(静岡県立がんセンター)で看護師をやっていまして。

嶋田:えー、そうなんですか!それじゃあ、お姉様への憧れで看護師を目指された、という感じですか?

妻木:そうですね。それは大きいです。元々人との関わり、コミュニケーションが好きというのもありますけれども。姉とは21歳離れていて、私が生まれたとき、産湯につけてくれたのも姉なんです。ちょうど姉が看護師になって1年目、小児科・産婦人科に勤めていた頃です。

嶋田:そうなんですね。お姉様がお勤めということは、静岡がんセンター様のこともだいぶ以前から知っていらっしゃったわけですね。それでこの病院に勤めたいと思われたのですか?

妻木:それももちろんありますが、私が小学校3年生のときに母ががんを患いまして、ここで手術を受けました。まだ3年生でしたので「がん」と言われてもあまりぴんと来てなかったのですが、やはり母が入院していて家にいないことは寂しかったんですよね。そんなとき、母のお見舞いに訪れた私を、担当の看護師さんが笑顔で励ましてくれたんです。姉のこと、母のこと、看護師さんの笑顔。それらをきっかけにがん看護と静岡がんセンターに興味を持ちました。看護学生時代は母性看護に行きたいと思った時期もあったのですが、色々考えた結果やはり自分はがん看護をやりたい、そう結論が出ました。中でも静岡がんセンターは「患者さんと家族を尊重する」という病院の理念があって、医療者中心ではなく、患者さんとその家族が中心で、患者さんの選択の自由を大切にしている。それがすごくいいなと思いました。学生時代に看護助手のアルバイトもさせていただいて、それを実践しているということも体感できました。患者さんとそのご家族にかかる「がん」という言葉の重みを、自分が介在することで軽減して差し上げたい、安心してもらいたい・・・。そんな強い想いもあって、ここしかない、と思いました。

きっかけは国家試験対策。ナース専科との出会い

インタビュアー : 静岡がんセンター様に就職したい、という強い希望をお持ちの中、当社の合同就職説明会(※)にお越しいただきましたよね。きっかけは何だったのですか。

妻木:なんか「ナース専科さんの合同就職説明会がきっかけで就職先を決めました!」とかじゃなくてすみません・・・。

嶋田:いえいえ、いいんですよ()

妻木:きっかけは学校に来ていたチラシでした。ダイレクトメールなども来て、合同就職説明会というものがあるということを知りました。あと、もともとメルマガ登録なんかもしていてそちらからも情報が入ってきていました。

嶋田:メルマガは何をきっかけに登録したか覚えていらっしゃいますか?「もともと」ということは低学年からご登録されていらっしゃったということですから、就職関連ではないですよね。

妻木:確か、大学の試験で国家試験(国試)形式の問題が出題されたことがあって、そのときに。まだ国試を受ける学年ではなかったのですが・・・試験対策の一問一答のメルマガありますよね?あれに登録しました。

嶋田:そちらも使っていただいていたんですね。ありがとうございます!

妻木:ツイッターもフォローしてアプリも持っていて、たくさんお世話になりました。ナース専科さんはやっぱり大手さんなので、特に国試のアプリは周りの友だちもみんな使っていて、「今日の問題やった?」「何点取れた?」とかいう会話が日常的に飛び交っていました。他の会社さんのアプリもいくつかダウンロードして使っていましたが、模試で学校単位の正答率が表示されたり、学校ごとの点数ランキングが出たりするので、ナース専科さんのものが一番使いやすかったです。あと、毎日ポイントが貯まるっていうのもいいですよね。今年は国試が難しくて結果が出るまで不安だったので、試験後もしばらく問題を解いていましたね。入職後もちょくちょく開いて見ていました。

嶋田:なんだか言わせちゃったみたいになってしまい申し訳ございません。

妻木:いえいえ、でも本当にすごくいっぱい使ってたので(笑)。

※毎年多くの看護学生が来場するナース専科 就職ナビ主催の病院合同就職説明会。今年度も全国各地で1月より開催。詳しくはこちら

合同就職説明会に参加して得たもの

p_sub2インタビュアー : 話を戻すのですが、なぜ当社の合同就職説明会にお越しいただいたのでしょうか。

妻木:他にも色々な説明会があったと思うのですが、友だちみんなで「これが一番大きいみたいだし、いろんな病院が見られるし、いいんじゃない?」という話になって、ナース専科さんのものに行くことにしました。しかも大学の近くから会場までの送迎バスが出ていたので、大学からみんなで一緒に行きました。4年生になる直前くらいのときです。

嶋田:おそらく2月の東京会場ですね。当社でも一番大きな合同就職説明会です。そこに静岡がんセンター様が出展しているのはご存知だったんですか?

妻木:はい。でも静岡がんセンターのことは知っている部分がけっこう多かったので、他の病院を中心にブースを回りました。実習でお世話になった病院や大学で行われる説明会に来ていた病院のことはある程度は分かるのですが、それ以外の病院に話を聞ける機会はあまりないですから、積極的に話を聞きに行きました。

嶋田:静岡がんセンター様に就職することを決めている中で、他の病院の話を聞いてよかったことはどんなことですか?

妻木:よかったことは、自分がやりたいことがさらに明確になったことです。病院ごとに理念が違うのはもちろん、得意な手術分野、最新の機器の導入や患者さんの入院生活を過ごしやすくするための工夫、目指している看護など、病院によって力を入れていることって違うんですよね。あとは、病院の規模や設立母体の違いによって、技術押しのところとアットホームさが売りのところがあったりして・・・。担当者の方とお話をしていくうちに「あ、やっぱり私のやりたいことはがん看護で、患者さんの家族のことも支援できて、チーム医療に携われて・・・。そういう看護だ」って、再認識できたんですよね。それが一番の収穫でした。

嶋田:なるほど。私たちも、合同就職説明会で学生の方々に「どうやってブースを回ったらいいか」という相談をよく受けるのですが、できるだけたくさんの病院を見た方がいい、と申し上げます。第一希望の病院がある場合はその病院と同じような規模の病院と、違う規模の病院。その病院と同じような特色のある病院と、違う特色のある病院・・・。違いを見ることでご自身の向き・不向きが分かったり、妻木さんのおっしゃるように自分の思いがより明確になったりしますので。一度しかない就職活動なので、後悔しないためにもご自身で広げた選択肢の中からご自身で進む道を選ぶ、ということが重要だと思っています。

インタビュアー:静岡がんセンター様の採用試験はいつごろ受けられたのですか?

妻木:5月だったと思います。

嶋田:採用試験は静岡がんセンター様しか受けなかったのですか?

妻木:そうですね。私は元々ここしか受けないつもりでしたが、友だちもみんなひとつ受けてダメだったら次を受ける、という感じでやっていたと思います。3週間から1ヶ月くらいで内定が出て6月には就職が決まっていました。

ついに静岡がんセンターの看護師に。患者さんに励まされながら奮闘する日々

インタビュアー :晴れて静岡がんセンター様の看護師になられたわけですが、お仕事はいかがですか。

妻木:正直大変なことも多いです。学生の頃に思い描いていた看護師の働き方と実際は違う部分もありました。受け持ち患者さんが9人~13人くらいなのですが、事務的な業務のボリュームをまだこなしきれないこともあり、患者さんと触れ合う時間が思ったよりも少ないのが現実です。コミュニケーションの多さではなく、質で信頼関係を築く難しさを今は感じています。実習では「疾患ではなくその人自身を看ることが大事」と学んでいたのに、働き始めると業務に追われてそれどころではなくなってしまっている自分に気づくことがあります。

嶋田:この時期は壁にぶつかる新人看護師さんが多くいらっしゃいますよね。

妻木:「これが看護と言えるのか?」「頑張って目指してきたけど、やっぱり自分は看護に向いていないのではないか?」と、つい先日もかなり落ち込みましたが、同期にすごく支えられました。私の部署には私を含め同期が4人いるのですが「みんな新人でできないのは同じ」と励まし合っています。ちょっとしたときにもお互い声をかけ合ったり。

嶋田:良い同期に恵まれていらっしゃるのですね。

妻木:はい、本当に。病棟の先輩方にも助けていただいています。今、年内に夜勤で独り立ちできるように頑張っているのですが、先輩たちが色々工夫して、日勤の時間帯に「一人で受け持つ」機会を多く作ってくださっています。受け持ち患者さんが多くなる夜勤の際にも慌てないよう、困ったときにはいつでも誰かに頼れる日勤帯の中で、夜勤の状況に慣れさせてくれようとしているんです。

嶋田:学ばせてくれる環境があるということですね。素晴らしいですね。

妻木:あとはやっぱり、患者さんに励まされているなと日々感じます。私が配属されている部署は頭頸科といって、口から物が食べられない患者さんが多くいらっしゃいます。そんな患者さんが久しぶりに口に物を入れて「おいしい!」と言ってくれたり、私の名前を覚えて声をかけてくれる患者さんがいたり。辛いことがあっても、そんなことがあると本当にうれしいし楽しいんです。患者さんに毎日支えられてる。本当にそう思います。

p_sub3インタビュアー:今は1年目でいらっしゃいますが、将来的に思い描いているキャリアなどはありますか?

妻木:今は目の前のことに精一杯ですが、将来的にはがん看護か摂食・嚥下障害看護の認定看護師になりたいと思っています。姉も摂食・嚥下障害看護の認定看護師ですが、「食べてもらえたらうれしいし、食べてもらえなかったときは悔しい」そんな思いを以前から聞いていました。姉は4月に別の部署に異動していますが、もともと私がこの部署に配属を希望したのも姉の影響です。がん看護か摂食・嚥下か、領域がはっきり定まってはいないのですが、もっともっと専門領域を極め深く患者さんに関われるようになりたいです。


インタビュアーより一言

私は、当社に入社して以来、就職関連サービスや学習サービスなどの看護学生の皆さんに向けたサービスに長く関わらせていただいております。サービスを運営していると「本当に使ってもらえるものになっているか」「価値を提供できているか」常に不安に苛まれます。そんな中、直接「使っています」「便利です」という声を聞けることはやはりうれしいものです。

お姉様の影響を色濃く受けつつ、着実にご自身のキャリアを歩まれている妻木様のお話をお聞きし、「看護師としての最初の一歩」を踏み出す皆さんにより多くの価値を提供できるよう、「うれしさ」に驕らずよりよいサービスを作っていきたいと思いました。

インタビュアー:ナースライフサービス開発部長 村木 範子