株式会社エス・エム・エスキャリア 医療・介護の人材支援

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介護福祉士 求職者様

子育てと仕事の両立に苦戦~思いもよらない提案と手厚いフォローで明るい未来が見えた

 


玉木(たまき)様 (東京都在住/介護福祉士)

アルバイト時代の高齢者との関わりを通じて、この方たちのために働きたい、と介護士を志す。現在は病院のデイケアに勤務の介護福祉士。バイタリティあふれる子育て中のシングルマザー。

株式会社エス・エム・エスキャリア 介護人材紹介グループ
西内 嵩拓(にしうち たかひろ)

2013年入社。キャリアパートナーとして、看護職、コメディカル職の方々の転職支援を担当。2017年より、現部署にて新サービスとして開始した介護職の方への転職支援を担当している。


希望に合った求人が見つからない・・・。シングルマザーの厳しい現実

インタビュアー:どのような経緯で転職を検討されるようになったのでしょうか。

玉木様(以下敬称略):一番は、介護士として仕事の幅を広げながらも、なるべく通勤距離が短く子どものために融通の利く働き方をしたいと思ったことですね。子どもを保育園に入れていなかったこともあり、介護の仕事で託児所付き、という条件で探していました。ハローワークなど色々な所に行ったのですが、自宅近くにはそのような求人が全然ありませんでした。それで、自宅から遠く通勤は大変だけど、託児所の付いていた今の職場に入職しました。母に協力してもらいながら仕事に行っていたのですが、通勤に片道1時間半かかり大変だったので、職場に少し近い母の家に引っ越して同居することにしたんです。今は通勤時間が短縮されて、お迎えも含め、自転車で片道40分かけて通っています。

西内:自転車でというのがすごいですよね。バイタリティを感じますし、本当に働くお母さんは強いなと思います。

玉木:電車だと遅れたりするので、保育園のお迎えに間に合わないこともあったんですよ。朝は母に送ってもらったりもしていたのですが「ママがいい」とぐずってしまったり・・・。毎回お願いしていると母も自分の時間がなくなってしまい大変ですし、それでやっぱり子どものためにも、できるだけ近いところで送り迎えも自分でできる環境がベストだと思うようになりました。

西内:そういったきっかけで再度転職を検討され、当社を利用してくださったのですね。

玉木:そうです。ただ、実は今の職場を探す時からカイゴジョブ※1で求人の登録はしていて、結構長いこと求人情報は届いていたのですが、なかなか良いと思えるところがなくて・・・。自分で情報を見るだけでは分からないし、かといって自分で探しに行く時間もないので悩んでいたところ、同じ介護職で働いている知り合いが御社の紹介サービスを利用したと聞いたんです。それで「じゃあ私も」ということで、カイゴジョブエージェント※2に登録しました。

※1 カイゴジョブ:(株)エス・エム・エスが運営する介護、福祉の仕事を専門に扱う求人情報サイト。
※2 カイゴジョブエージェント:専任のキャリアパートナーが介護福祉士、初任者研修、実務者研修(ホームヘルパー1級・2級)などの介護系職種の有資格者の方々に転職支援を行う当社の人材紹介サービス。

「ベストな環境を絶対に見つける!」転職サポートの始まり

インタビュアー : 最初に西内と電話でお話された時はどんな印象でしたか?

玉木:すごくハキハキされていました(笑)。たくさん探してくれそうだな、という印象はありましたね。

西内:良かったです(笑)!確か最初は障がい者施設を検討されていましたよね。

玉木:はい。介護の仕事もすごく好きなのですが、幅を広げたいという気持ちがあって、障がい者施設はありませんか?という相談をさせていただきました。

西内:玉木さんの場合、夜勤が難しかったのと、かといってパートでは収入が少なくなってしまうので、まずは日勤常勤の障がい者施設を探しました。ですが、介護職は施設だと必ずと言っていいほど夜勤が発生します。業界的に夜勤ありきの正職員というのが一般的なので、夜勤免除という条件が交渉してもなかなか見つけられなかったです。それで一度は玉木さんに「力不足ですみません。」というご連絡をしました。

玉木:そうでしたね。実際、夜勤ができないと厳しいところが多いのですよね。

西内:それでも「この方にベストな環境を絶対に見つける!」と諦めずに思っていました。玉木さんはすごくエネルギッシュに頑張ってこられ、同居されているお母様にも頼り過ぎず自立されていました。こういう方にこそ介護の現場でご活躍いただきたいと強く思ったんです。

玉木:母子家庭だから逆に頑張らなきゃ、という思いはありますね。それで前回引っ越したタイミングで介護福祉士の資格も取ったんです。資格はなくなることがないし、やっぱり転職する時にちょっとでもいいところを探せるし、給料を高くしたかったですから。もし子どもがいなかったら、資格は取っていなかったかもしれません。

西内:お話する中でそうしたエネルギッシュな面をたくさん感じることができたので、こちらもただ言われたご希望のままに探すのではなく、違う選択肢をご提案できないか、と思うようになりました。

考えていなかった“訪問介護”という選択。道が開けた

インタビュアー:そんな中、西内から「訪問介護」の選択肢を提示されたと伺っていますが、当社サービスにご登録された時から、その選択をお持ちだったのでしょうか。

玉木:いえ、訪問介護は選択肢にありませんでした。先ほども申し上げたとおり、最初は障がい者施設をメインで探そうと思っていましたから。ですが、なかなか良い求人が見つからず、そんな時に西内さんが「訪問介護は今の生活に合っていると思いますよ」ということで勧めてくださったんです。

西内:そうでしたね。訪問介護であれば勤務時間や通勤距離の問題が解決でき、お子様のための休みの融通も利きやすい環境なので、子育てをされながら働く玉木さんにぴったりだと思いました。ただ、女性一人で利用者様のご自宅に訪問することになるので、抵抗があるとおっしゃる方もいますが、その点玉木さんはいかがでしたか。

玉木:特に抵抗はなかったです。訪問介護を勧めていただいた時、19歳の頃の実習経験を思い出したんです。訪問した際に「来てくれてありがとう」と言っていただけたり、最初は拒絶感があった方も回数を重ねると孫のようにかわいがってくれたりするので、楽しかったんですよね。また、利用者様から教えてもらうこと、学ぶこともとても多かったので、今回色々と話を聞いているうちに訪問介護で働く選択肢も「ありかな」という考えになってきましたね。

西内:もちろん私が決めることではないのですが、選択肢の一つには確実になると思ったので、「面接に行ってみませんか?」と最後は背中を押しました。

インタビュアー:実際に面接に行かれた時の印象はいかがでしたか?

玉木:とても良かったです。面接官の方が以前に現場で働いていた方だったのですが、事前に西内さんから聞いていたとおり、気さくな方で、現場での話や時間の融通が利くという話をしてくださったことが特に良い印象として残っています。

西内:そう言っていただけてうれしいです。事前に事業所様の情報収集をしていたのですが、条件面だけでなく、玉木さんのお人柄と事業所様の風土が絶対フィットする、と思っていました。面接官の方には「自信を持ってご推薦できる方です。お子様がいらっしゃるので、融通の利く働き方ができる点もぜひ面接で話していただきたいです。」と伝えていました。

玉木:そうなんです。子どものことについても包み隠さず話ができて安心しました。また私は介護福祉士の資格を持っているので、一般介護職として入職した後、社内のテストを受けてサービス提供責任者になることもできる、というキャリアプランの話もしてくださいました。自分のやる気次第でキャリアアップもできるので、生活に合わせて長く働いていけるイメージが湧きました。

西内:給与水準のスタートも高いですしね。

玉木:そうですよね。お給料を聞いた時、高いなと思いました。

西内:しかも、サービス提供責任者という次のステップが明確にあると、やはりモチベーションも上がって頑張ろう、という気持ちになりますよね。他にも訪問介護でお勧めしたいところはあったのですが、勤務時間、会社の風土、給与まで考えると、玉木さんに最も合うのはここだ!と思いました。

“退職できないかも・・・。” 諦めかけたときに差し込まれた打開策

インタビュアー:しかしその後、現在のご職場の退職交渉に苦戦され一度はご転職を諦めかけたと伺いましたが、その時のお話を聞かせていただけますか。

玉木:はい。内定をもらった後、退職交渉に苦戦される方が多いという話を西内さんから聞いていたのですが、実際に私もそこで苦戦してしまったんです。

西内:そうでしたね。玉木さんは現在のご職場でもとても戦力になっておられたようでしたし、退職交渉が難航することはある程度予想していました。玉木さんとも「もう200%引き止められますよ。」という話をしていたのですが、予想以上でしたね。「予定していた時期での入職ができないかもしれない。」という相談を受けて、まずは紹介先の事業所様に相談したのですが、「入職日を後ろ倒しにするのは難しい。」という返答でした。かといって、玉木さんも今の職場には迷惑をかけられないということで、かなり悩まれましたよね。

玉木:はい、悩みました。どうしよう・・・と思いました。やっぱり今の勤め先にはお世話になっているし、できれば円満に退職したいと思っていたので、内定はいただいたけれど諦めてまた別の所を探さないと駄目かな?と覚悟していました。そんな時西内さんが「ちょっと待ってください。もう一度交渉してみます。」と言ってくださったんです。

西内:現在のご職場は「今の生活に合った職場で働きたい」という玉木さんの気持ちを理解してくださっていたので退職自体は問題なかったのですが、どうしても時期だけが折り合いませんでした。そんな中、ご縁なのか、紹介先の採用担当者様とたまたまお会いする機会があったんです。玉木さんの件をお話してみると、やはり紹介先の事業所様も玉木さんを採用したい気持ちが強いことが分かったので、最後は「玉木さんを12ヶ月待てないからと言って、失うことの痛手の方が大きいのではないですか?」とお伝えしたところ、採用担当者様も「そうですね。玉木さんには絶対うちが合うと思うし、来てほしいから、何とかします。」と言って社内稟議を上げてくださいました。おそらく玉木さんでなかったら、ここまで踏み込めなかったかもしれません。

玉木:そこまでしていただいて、本当にありがたいです。

西内:結果、入職時期を調整いただけることになり良かったですね。私もあの時諦めなくて良かったと思っています。

玉木:交渉ごととなると自分一人ではできないこともありますし、直接気持ちを伝えようとするとうまくいかないかもしれないと不安だったので、間に入っていただけて本当に良かったです。おかげさまで現在の職場も円満退職できることになりました。

生活背景に合わせてキャリアアップができる。たくさんの人に訪問介護という働き方を広めたい

インタビュアー:今後の展望や将来のビジョンについて、ぜひお聞かせください。

玉木:訪問介護を利用いただく方の中には、ご自宅で話す相手がいなくて、誰かが来た時にしか話せない方もいらっしゃると思うんです。だからご自宅に伺った時、ほっとしてもらえる、癒しを与えられる、そういう存在でありたいです。あとは、今はやっぱり稼がなきゃ、とも考えているので、子どもの成長と家庭の状況に合わせつつ、スキルアップ、キャリアアップをしながら働いていけたらベストだと思っています。

西内:玉木さんならきっとスキルアップ、キャリアアップしていけると思います。子育て中の介護職の方が介護業界で働くことは環境的に難しい部分もあるので、訪問介護がそんな方々の就職先の選択肢の1つになればいいなと思っています。また多くの訪問介護の事業所様が「人が集まらない」という切実な課題を抱えておられるのですが、その理由の一つが「認知されていない」ということなんです。そのため、私たちのような紹介会社からも訪問介護という働き方をもっと広めてほしいという期待も感じるので、玉木さんとのご縁をきっかけに、今後はたくさんの方にご提案していきたいです。

インタビュアー:最後に、これまでを振り返ってみて、担当(西内)や紹介会社のサービスについてどう思われますか?

玉木:私が相談したことを親身になって聞いてくださって、私に合ったところを探したいと強く思ってくださっているのだと感じました。最初は登録するかどうか迷っていたのですが、利用して本当に良かったと思っています。今後同じように困っている人がいたら、御社を紹介したいなと思っています。

西内:うれしいですね。介在価値が出せたのかなと思います。このあと帰って仕事があるのですが、頑張ろう!と思えます。


インタビュアーより一言

玉木様は大変明るく前向きなお人柄で、介護士のお仕事にやりがいを感じながらも、その反面でお迎えに間に合わずお子さんに寂しい思いをさせていることや、お母様にお子さんをみてもらうことの負担を心配されていらっしゃいました。玉木様だけではなく、そのように仕事と家庭の両立に苦労されている方は、世の中に多くいらっしゃるのではないかと思います。「家庭と両立できる仕事をみつけたい」「どういう職場なら自分に合うかわからない」と悩まれている方々に対し、いかにそのお悩みに寄り添って、多角的な視点で、考えていなかった新しい選択肢の提案をできるかが、人材紹介サービスの介在価値を感じていただける部分なのではないかと思いました。

インタビュアー:コメディカルパートナー部 山本 真伊
記事編集:ナースパートナー部 田嶋 美穂