株式会社エス・エム・エスキャリア 医療・介護の人材支援

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管理栄養士 求職者様

委託栄養士から病院勤務へステップアップ。担当者の後押しで納得いく転職に成功


佐藤様(東京都出身/管理栄養士)

管理栄養士として更なるキャリアアップを求め、新卒入社した委託会社を1年で退職。2018年8月より憧れであった病院管理栄養士としてキャリアを再スタート。

株式会社エス・エム・エスキャリア キャリアパートナー第二部
栄養士人材紹介グループ 脇坂 翔太(わきさか しょうた)

2017年入社。キャリアパートナーとして、東京エリアの栄養士・管理栄養士様の転職支援を担当。


同期が東京・神奈川へ配属される中、ただ一人、静岡へ。仕事内容のギャップに転職を決意

インタビュアー:ご転職までの経緯を教えていただけますか。

佐藤様(以下敬称略)新卒で委託栄養士になりました。採用面接では、新卒はほぼ東京か神奈川の病院へ配属されると言われたのですが、実際は静岡の病院に配属されたんです。ほとんどの同期が東京・神奈川勤務だったのですが、なぜか私だけ静岡でした。

脇坂:配属先へ行ってみた印象はどうでした?

佐藤:東京の地元から片道3時間以上かかる所で、最寄りの駅が、無人ではないのですが夜になると駅員さんもいないような場所なんです。最初に両親と一緒に行ったとき、両親も「すごい所だねえ」って驚いていました(笑)。お店が少ないのがちょっとさびしかったですね。

脇坂:お仕事の方はどうでした? 入職前後でギャップがあったというお話でしたが。

佐藤:上司が二人いたのですが、4月、5月に立て続けに辞めてしまったんです。6月から私一人になったので、発注や帳票といった事務仕事が中心になり、厨房で調理をする機会はほとんどありませんでした。私は調理をするつもりで入職したし、入職後の目標にも「包丁技術を磨く」と書いていたので、やりたいことと仕事内容のギャップが大きかったです。

インタビュアー:配属先も聞いていた場所と違っていて、仕事内容も希望と違う。上司も早々に辞めてしまうという環境で、退職を決意されたのはいつ頃だったんですか?

佐藤:1年目の夏頃ですね。やっぱり調理をしたいという思いが強かったのと、交通の面がどうしても不便だと感じるようになりました。実家に帰るだけで往復6時間以上かかるので。上司が管理栄養士として転職して行ったことも大きかったですね。いいなあ、自分もそうなりたいと思いました。

脇坂:夏頃に転職を決意されたのは、何かきっかけがあったのですか?

佐藤:配属先の病院と委託会社の契約が、翌年3月で終了することになったんです。それで、この会社に留まって次の配属先に行くよりも、会社から出て別の病院で働こうと決めました。

脇坂:ちょうどタイミングが良かったんですね。

佐藤:はい。夏頃には退職の意志を会社に伝えましたが、会社からは、「もっと早く辞めると思った」って言われました(笑)。

脇坂:そうだったんですね(笑)。

佐藤:勤務時間も長くてきつかったので、続かないだろうと思われていたのかもしれません。シフトで12時間勤務というのがあって、拘束時間が10時間で休憩が2時間。9時半から21時半まで勤務するんです。

脇坂:12時間は長いですね…。退職の意志を固められて、当社サービスのエイチエにご登録いただいたのが9月でしたね。

佐藤:実は、先に退職した上司からエイチエさんのことを教えてもらったんです。「栄養士専門の転職サイトがあるよ」って。

脇坂:上司の方からですか!? すごい。

佐藤:それまでハローワークぐらいしか知らなかったんですけど、初めてエイチエさんのことを知ってサイトを見てみました。

脇坂:エイチエは転職情報だけではなく、栄養士・管理栄養士の方々のための様々な情報が発信されているサービスなんですよ。

佐藤:そうですよね。Q&Aのコーナーに委託栄養士からの質問もあって、身近に感じました。ここなら任せられそう!と思いお願いすることにしました。

脇坂:最初は鈴木という女性の担当者でしたよね。

佐藤:はい、そうですね。すぐに転職する予定ではなかったので、とりあえず登録してみようという気持ちだったんですけど、すごく丁寧に優しくいろんなことを説明していただきました。

退職の解放感の後、徐々に芽生えた不安に、栄養士専門だからこその信頼が安心感をくれた

インタビュアー:3月に退職して東京へ戻られたのですか?

佐藤:そうですね、4月は有休を使って引越しなどをして、5月いっぱいはゆっくりしていました。

脇坂:次の仕事が決まっていない中で会社を辞めてしまって、不安はなかったですか?

佐藤:いえ、もう辞めて解放されたい!っていう気持ちが強かったので、最初のうちはまったく不安はなかったですね。でも6月、7月頃になって少しずつ不安が出てきました。

脇坂:私が初めてお話したのが6月ぐらいでしたね。どのタイミングで当社のことを思い出していただけましたか?

佐藤:周りからそろそろ働きなよって言われちゃって(笑)。自分自身、ずっと働いていたのに急に毎日がお休みっていうのも不思議な気がして、そろそろ働こうかなと思いました。転職するならハローワークとかではなく、栄養士と管理栄養士専門のエイチエさんにお願いしようと思って連絡を取りました。

脇坂:うれしいですね。思い出してくださってありがとうございます!

インタビュアー:鈴木を頼って連絡していただいたのですが彼女が産休中で、出てきたのが脇坂だったんですけど…大丈夫でしたか(笑)?

脇坂:どういう意味ですか(笑)。

佐藤:(笑)。とても明るく丁寧に接していただいたので、不安は全然ありませんでしたよ。

脇坂:転職先の条件としては、病院希望で直営がいい、ということでしたよね。

佐藤:そうですね。もともと私が管理栄養士になりたいと思ったのは、自分自身が入院していた時期があって、その病院の食事がすごく美味しかったことがきっかけで、病院で管理栄養士として働きたいと思うようになりました。あとはやっぱり、調理がやりたいという希望が大きかったですね。

脇坂:ご相談を受ける中で、調理をやりたいという佐藤様の思いはすごく強く伝わってきましたね。ご登録者様の中には、調理現場から離れたいという方が比較的多いんですよ。栄養だけやりたくて調理はやりたくないという方もいらっしゃるのですが、調理をやりたいと思ったきっかけは何かあったのですか?

佐藤:将来的に栄養指導をしていきたいので、そのためには調理が欠かせないと思っています。大学時代にも調理実習をしてから献立がわかるようになりましたし、病院実習で「あの料理はどうやって作るの?」と患者さんから病院給食についての質問を受けることもあると聞き、基本となる調理をしっかりやりたいと思いました。

脇坂:調理は早番もありますけど嫌じゃなかったですか?

佐藤:静岡のときも朝5時半ぐらいだったので大丈夫です!

脇坂:それ以上に、栄養士として成長したいという思いが勝っていたんですね。

佐藤:そうですね、はい。

 

背中を押してもらって足を運んだ先で初めてわかった、求人情報からは見えてこないもの

インタビュアー:脇坂から転職先をご提案させていただいたとき、どんな印象でしたか?

佐藤:栄養士の求人で病院は少ないって周りから聞いていたのですが、本当に少ないんだなと実感しました。老健まで候補を広げてみたらどうか? というアドバイスももらったのですが、どうしても病院で働きたかったので、自分でもちょこちょこ求人を見ていました。

脇坂:ご自身で見ていた求人情報と、私から提案する情報とで違いはありましたか?

佐藤:掲載されている情報だけだとわからないことがたくさんあるんだなと思いました。あ、ずーっと求人が出ている病院が1つだけあって…。

脇坂:ありましたね。

佐藤:ずっと募集しているってことは人気がないのかな?とか思って脇坂さんに聞いたら、そういうことでもなかったり。疑問に思ったことを質問できて、情報をいただけるのがすごくありがたかったです。

インタビュアー:今回の転職先である公平病院様の求人を脇坂から紹介され、すぐに行ってみようと思われましたか?

佐藤:いえ、最初はお断りしたんです。小児科がある病院を希望していたので、高齢者の患者さんが多い病院ではなく、違うところを紹介してほしいとお伝えしました。

脇坂:小児科のある病院となると本当に求人が全然ない状況でしたので、「希望とは少し違うかもしれませんが、まずは実際に足を運んで、病院を見てみてください」と後押ししました。佐藤様は離職中でしたので、まずは動いてみてもらって、違ったらまた次を探せばいい。実際に見てもらってダメなら、自分も納得して次をご紹介できますし、これは行ってもらうしかないという気持ちでした。

佐藤:脇坂さんが「とりあえず行って見てみたほうがいい。実際に行ってみて気持ちが変わった方も多いんですよ」と言ってくださって。確かに、求人情報だけ見ていてもわからないので、行ってみようかなと思い直して。行ってみたら本当に全然印象が違ったんです。 ぜひここで働きたいと思いました。

脇坂:特にどんなところが違っていました?

佐藤:早く着いたのでロビーで待っていたんですけど、受付の方が患者さんに優しく丁寧に接していました。面接をしてくださった事務の方と、自分の上司になる管理栄養士の方もすごく優しい印象でした。

脇坂:公平病院様は地域密着型の規模の小さい病院ですが、アットホームな雰囲気で離職率が低く、長く働いているスタッフが多い。佐藤様のお人柄はこの病院にきっとマッチするだろうと思っていました。事務の方も、面接が終わった後すぐに電話をくださって「佐藤さん、本当にいい方だね」って言ってくださったんですよ。普段は面接後にこちらから電話をするのですが、そのときは向こうからお電話をいただいた記憶があります。

インタビュアー:面接に行く前に脇坂に相談したことなどはありますか?

佐藤:文章がすごく苦手なので、提出書類をチェックしていただいたのはありがたかったです。

脇坂:履歴書とか、職務経歴書も初めてでしたからね。2社目ですから。でも苦手という割には全然問題なかったですよ。

佐藤:ぎりぎりに提出してご迷惑をおかけしてしまって。

脇坂:悩みながら書いているんだろうなと思って、待っていました(笑)。こちらとしては少しでも不安を解消してもらいたいと思っていたので、提出書類をチェックしたことで安心していただけたのならよかったです。私としては、佐藤様の「らしさ」を出しつつ平常心で面接に臨んでもらいたいと思っていました。初めての面接で緊張されたかもしれませんが、佐藤様の電話越しの話し方や言葉遣いからまったく心配していなかったので、「いつも通りで行ってきてください」と背中をポンと押しました。

佐藤:脇坂さんから「否定的な言葉はよくないよ」って言われていたので、面接のときにそれは気をつけるようにしていました。あとは基本的なこと、明るく答えるとか笑顔や表情とかは意識していました。

脇坂:もしネガティブな言葉を発してしまったとしても、最後はポジティブな話で終わるようにしましょう、ってことは確かにお伝えしましたね。

インタビュアー:病院側の反応もよくて、ただ、結果が出るまで少し時間がかかったとか。

脇坂:1週間とちょっとぐらいかかりましたね。

佐藤:最初は面接後3日ぐらいで、その週のうちに返事がくると言われていたのですが、なかなか返事がこないうちに次の週になってしまって、ああ、落ちたんだなって思いました。

脇坂:実はそのとき他にも候補者の方がいらっしゃり、検討に少し時間がかかったようですが、佐藤様が選ばれました。地域密着型の病院ですから、患者様との相性も見ていたと思うんですよね。佐藤様と一緒に働くイメージができたんじゃないでしょうか。佐藤様は栄養士としての経験は1年ですが、「今後絶対に育ってくれる、病院と一緒に頑張ってくれると思う」っていう言葉を公平病院様からいただいて、無事に内定が決まりました。

佐藤:そうだったんですね。今はすごくうれしくて、次の職場が楽しみで仕方ないんです。一人暮らしを始めるので家も決めて、いろんなことが本当に楽しみです。

新しい職場でのこれからの目標、栄養士として患者さんにできること

インタビュアー:新しい職場での仕事や、将来的な目標を教えていただけますか?

佐藤:次の職場は、がん治療や緩和ケアに力を入れている病院です。私の家族にもがん患者がいるのですが、社会の高齢化に伴って今以上にがん患者が増えていますし、終末医療の重要性も増しています。その中で、「食事」という部分で患者さんに人生を楽しんでもらいたいし、そのための力になりたいと考えています。がん患者さんは出歩くことも大変になってくるので、家でも楽しめる食事のアドバイスだとか、入院患者さんのための行事食なども一生懸命作っていきたいと思っています。

脇坂:素晴らしいですね。なかなかこうやって求職者の方と直接お会いする機会がないので、こういう形で自分たちが介在して、委託会社から病院勤務へステップアップして活躍していただけるお手伝いができた、ということを直接お聞きできて本当にうれしいです。

インタビュアー:今後、当社に期待していることはありますか?

佐藤:次のお仕事が決まったのは御社のおかげですし、よくしていただいたことばかりなので、期待というか感謝しかないです。周りにキャリアに悩んでいる人がいたら、エイチエさんを紹介しようと思います。

脇坂:ありがとうございます!100%全力で対応します。佐藤様を担当させていただいて本当によかったですし、今後も佐藤様のような方をひとりでも増やせるように、めちゃくちゃ頑張ろうと思います! ありがとうございました!


インタビュアーより一言

「管理栄養士として”食事”を通して患者様に人生を楽しんでもらいたい」という佐藤様の言葉がとても印象的でした。高齢化に伴って終末医療の重要性が増していく日本社会において、栄養士の存在の重要性もまた、高まっていくものと考えます。その中での当社の存在意義を改めて考えさせられました。

また、「脇坂さんの後押しで面接に行ってみようと思った」という佐藤様の言葉から、自身のキャリアパートナーとしての役割を再認識させていただくことができました。これからも多くの求職者様・事業所様にとって良いご縁となるようなマッチングを生み出していきたい、と強く思いました。

インタビュアー・記事編集: キャリアパートナー第二部 栄養士人材紹介グループ 松村 麻利
カメラ: キャリアパートナー第二部 リハ人材紹介第一グループ 武田 和