株式会社エス・エム・エスキャリア 医療・介護の人材支援

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天使大学 堀切様

業界特化だからこそのノウハウと、担当者の細やかな対応に大満足


天使大学(北海道札幌市)

1947年、前身の札幌天使女子厚生専門学校が設立された。その後、天使厚生短期大学の開設を経て、2000年、天使大学へと改組転換。「愛をとおして真理へ」の建学の精神のもと、「相手の立場に立てる看護および栄養の職業人を育てる」をミッションに、開学以来、69年間で延べ10,000名以上の卒業生を送り出している。


天使大学 堀切 俊介(ほりきり しゅんすけ)様

東京都出身。北海道の大学院を修了後、資格取得支援予備校に就職。
各種資格取得講座の運営や新卒未就職者の就職支援などの業務を担当。
2003年、天使大学に転職。学生課職員として、学生生活支援や就職指導にあたる。現在は、入試・広報室で入学者の確保を担当。

株式会社エス・エム・エスキャリア 北村 翔太(きたむら しょうた)

2014年入社。新卒看護師採用媒体「ナース専科 就職ナビ」の担当として、全国の看護師養成施設に対し、医療機関の採用動向などの情報共有や、就職希望者に対しての就活ガイダンスなどを実施。(現在はナース日常化推進部に所属。)


看護の学生だからこそ、しっかりとした就職指導が必要

インタビュアー : 看護大学の職員になろうと思った理由や、職員になられて感じたことを教えていただけますでしょうか。

北村:元々東京のご出身なのに、なぜ北海道で看護大学の職員をされているのか、弊社でもちょっと話題になりまして(笑)。

堀切様(以下敬称略)そりゃそうですよね(笑)。大学から北海道に来ています。4年もあるので、せっかくだから東京ではない場所に、と思い立ちまして、祖母がいた関係で小さいころから馴染みのあった北海道の大学に入学しました。その在学中に、国内留学制度を使って沖縄の大学に行っていたのですが、戻ってくるころにバブルが崩壊してしまい、就職先がなくて。それで、ちょうどそのときにできたばかりの大学院に入ったのですが、色々あって4年間も在籍しまして(笑)。その後、とりあえず身近なところに就職することにしました。

北村:なるほど。結構波乱万丈ですね(笑)。それで北海道で働くことになったわけですね。どんなところに就職したのですか。

堀切:アルバイトで入った、公務員などの資格取得支援をしている予備校に、そのまま正社員登用されました。本当は教員になりたかったのですが、沖縄に行ったりしていたので、単位が足りなかったんです。ただ、教育には携わっていたい、ということで、資格取得の予備校に就職しました。そこでは、資格取得の講座の運営や、未就職者の進路指導などにあたっておりました。

北村:なるほど。「教育」という一貫した軸があって、天使大学にご転職されたわけですね。

堀切:そうですね。教員ではないにせよ、やはり教育に関わりたいという想いがあり、2003年に天使大学に転職しました。

北村:前職でのご経験もあり、天使大学でも就職指導のご担当になられたのですね。一般の進路指導と、看護学生への就職指導に違いはありましたか。

堀切:看護学生への就職指導というのはまだ歴史が浅いため、一般の大学生に比べて就職への意識も低い、とは思いましたね。

北村:看護学生さんは、一般の学生と比べると、資格さえ取れれば就職にはそれほど苦労しませんからね。学生さんたちの意識もさることながら、「そこまで力を入れなくても大丈夫」と考えている大学さんも全国的に多い印象です。

堀切:そうですよね。ただ、せっかく就職できたのに、早期に退職してしまう子も結構いるんですよ。それで悩んだり、苦しんだりしている卒業生を見て、「この子たちは、就職先には困らないだろうけど、困らないからこそ、ちゃんと就職先を選ぶということができていないのではないか。他の学部の学生が受けているようなしっかりとした就職指導は、この子たちにこそ必要なのではないか」と思うようになりました。

「餅は餅屋」ナース専科との出会い

インタビュアー : そんなときに北村に出会ったわけですね。

北村:私が弊社に入社したのが2年半ほど前なので、2年前くらいになりますかね。

堀切:そうでしたね。

北村:最初に私が訪問させていただいたときのことって覚えていらっしゃいますか。

堀切:覚えていますよ。私が言ったことをすぐその場でノートパソコンにババババッと記録していました。「メモ魔だな」と思いましたね(笑)。こちらからした質問に対しても、打てば響くような返答で、「とても仕事ができる人だな」と感じました。

北村:いえいえ、そんなことは(照)。

堀切:あと、他の会社さんは、本学の学生の名簿集めという目的しか感じられなかったのですが、北村さんは違う印象を受けました。

北村:どんなところが違ったのでしょうか。

堀切:それはやっぱり、北村さんの熱意じゃないでしょうか(笑)。まぁ、それももちろんありますが、ナース専科さんは、医療・介護の業界に特化した会社さんですから、この業界に特化したノウハウがありますよね。さらには、多くの病院に訪問し、看護部長と直接情報交換ができている、というのも違うなと思いました。
他の会社さんは、一般企業就職希望者の学生がメインで、看護学生に関しては、「看護学生もやっているのでよければどうぞ」という感じなので、「看護学生の就職活動」に関して、詳しいわけではないように感じました。

北村:看護学生の就職活動って、少し特殊ですしね。

堀切:はい。ナース専科さんは、就職活動の仕方はもちろん、「『合同就職説明会』とはどのような場で、そこで病院からどういった情報を得るべきか」ということや、地元だけではない、全国の病院の情報など、実質的な内容を教えてくださるので、やはり「餅は餅屋」だなと感じました。

就職指導のプログラムを二人三脚で立案・実施

インタビュアー : 実際にどのような就職指導プログラムを作ったのでしょうか。

堀切:北海道内の病院だけではなく、全国の病院情報もしっかり取得した上で、自分に合った新卒者教育を受けられるような病院に就職してほしい、というのが私の願いです。ですから、そのためにどのような就職活動をするべきか、がわかるようなプログラムにしたいと思っていました。

北村:学校の先生方としては道内に就職させたいのでは、と思うのですが、全国の情報を取得させる、という方針に反発はなかったのでしょうか。他の大学さんでは、堀切さんのような事務方の方々、教員の方々の間で軋轢が生まれ、なかなか思うように進まない、といったお話をよく聞きますが、堀切さんを見ていると、そこはしっかり主導権を握られているな、という印象があります。指導のスケジュールも、実習などでタイトな中、とても細かく組み立てていらっしゃいますし。

堀切:確かに、先生方は地元の看護師充足率を上げたいと思っていると思います。ただ、少しは私の考えに理解を示してくれる先生もいますので、そこを頼りに進めて行くことにしました。また、私としても、むやみに道外に学生を出したいというわけではなく、就職で道外に出ても、「いつか戻ってきたい」という子は結構いるので、将来、それぞれの地元に戻ってきたとき、そこで質の高い看護ができる人材になってほしい、という想いが強いです。

北村:なるほど。そのためにも、最初の一歩である初めての就職では、道内だけではなく、広く自分に合った病院を探すべきだ、ということですね。堀切さんのそのご方針と、最近の病院の採用活動の状況の両方を踏まえ、天使大学様向けの「就活のイロハガイダンス※」をご提案させていただきました。

堀切:本当に、オリジナルで全部作ってくださいましたよね。特に、従来4年生からでよい、と言われていた就職指導を3年生の夏にも実施する、ということに決め、そこでナース専科さんのガイダンスをご実施いただいたのは、他の学校からすると衝撃的だったみたいです。関東の病院や学生さんの動きなどを意識すると、3年生のうちに一度動ける子は動いた方が有利だな、という考えに至ったのでご実施いただいたのですが。

北村:全国を見ても、そのような動きをされている大学さんは当時あまりなかったです。今はそういう動きも出てきているのですが、先取りされていた印象です。3年生の冬から4年生の春にかけて、各社の合同就職説明会が実施されますので、3年生の冬のガイダンスの時には、その雰囲気が分かるような写真を資料に盛り込んだり、道外の病院の給与水準や教育環境といった情報を盛り込んだりして、「合同就職説明会で何をするべきか」ということにも言及させていただきました。どういう情報を発信すべきか、ということに関しては、堀切さんと、かなり綿密なコミュニケーションを取って資料に落とし込んでいたので、ご指導方針とのギャップは少ないものを提供できたと思っています。

堀切:学生からの評判もよかったですよ。ガイダンスをきっかけに、合同就職説明会にも積極的に足を運ぶようになり、就職に対する意識が変わってきたのを感じています。先生方もある程度認めてくれているから、今も継続してナース専科さんにガイダンスをお願いできていますし。本当に、あまり苦労なく成功しちゃいましたよね(笑)。

北村:就職指導プロジェクト自体はうまく行ってしまったので、二人で看護の未来を語り合う、みたいな時間も増えましたもんね。でも、今だから言える「もっとこうだったらよかった」というようなご指摘はないですか。

堀切:いや、ないですよ。抱えている課題が、ナース専科さんの持っているノウハウで解決する、もしくは解決の方向性が定まるというのがあったので、「こういうメニューができますよ」と提案していただけたのはよかったです。
たぶん私と北村さんの相性もよかったのだと思います。窓口が北村さんに一本化されていて、当大学に対して一貫して情報提供・提案から実行までを担ってくれていた。そして何よりも、こちらの要望を形にして、リードしてくれるという、非常に頼もしい存在でした。
褒めすぎですか(笑)?

北村:そう言っていただけると本当にうれしいです。

(※ 看護学生向けに「就活のスケジューリング」や「情報収集の方法」について解説。各大学のニーズに合わせてガイダンス内容はカスタマイズできるが、主に「先輩看護師からの就職・離職アンケート結果」や「過去の活動記録の統計データ」などを用いて、就職活動のポイントを分かりやすく説明する講義型ガイダンス。)

現在、入試・広報室に異動。未来の看護師たちに思うこと

インタビュアー : 現在、堀切さんは異動されて、入試・広報室にいらっしゃると伺いました。

堀切:そうです。高校生などに本学をご検討いただくため、本学の紹介だけではなく、看護師になるための情報提供をしています。今の世間的な看護師の認知は、「就職先に困らない、給料が高い」くらいかと個人的に思うのですが、「人のためになりたい」という気持ちが強い人じゃないと、将来、質の高い看護を提供できる看護師になれないと思うので、楽な道ではないことも伝えなくてはならないと思っています。「看護師がすぐ辞めてしまう」と、病院の方々がおっしゃることがあるのですが、そういう世界を、入口の部分から変えて行きたいと思っています。実は、ナース専科さんにいただいた就活ガイダンス資料を使って、現在の看護師の就職活動のやり方や就職状況などを、高校生にも発信していきたいとも思っています。

北村:長く就職指導をご担当されていたからこそ、そのような考えに行き着かれたのでしょうね。弊社の資料をそんな形でご活用いただくなんて、大変ありがたいです。

潜在看護師へのサポートサービスに挑戦してほしい

インタビュアー : 今後弊社に求めることなどはありますか。

堀切:全国的に看護師はまだまだ不足している状況だと思います。なので、御社の医療ネットワークを駆使して、潜在看護師の復職支援サービスなどにも挑戦していってほしいですね。妊娠・出産・子育てなどで看護の現場を離れる方もいらっしゃいますが、看護に対するマイナスイメージを抱えて辞めてしまう方もいます。
そういった方の復職支援は地方自治体でも始まっていますが、御社のような民間企業が、再就職訓練などをやってもよいのかなと思いますね。
あとは、社会人経験者など、さまざまな背景を持った学生が増えてきたので、派遣就業やアルバイトという働き方も含めて就職をサポートしたり、新卒者だけではなく、IターンやUターンを考えている転職者向けの合同就職説明会も行っていって欲しいですね。これだけ病院のネットワークを持っている企業というのはなかなかないと思うので、期待しています。

北村:堀切さんはいつもこうやって、私に次の事業のアイデアをくださるんです。

堀切:御社のような元気な会社にどんどん伸びていってほしいと思っています。


インタビュアーより一言

私は、入社以来4年間、看護師の人材紹介事業にキャリアパートナーとして携わってきました。そして現在は、新卒の看護師を募集する法人様に求人広告媒体のご提案をする立場におります。現在の弊社の主軸事業は人材紹介事業ですが、今回、堀切様のお話を伺い、改めて、幅広いサービスを展開し、お客様に価値をご提供していくことの大切さを実感できました。また、医療・介護業界特化であるからこそのノウハウと、その知識と経験を生かした柔軟な提案や実行力が、私たちがお客様に選んでいただけている理由なのだと思いました。
今後、医療・介護業界の人材不足はますます深刻化し、医療・介護における看護師の役割も拡大していくことが予想されています。そんな中、「長く看護師として働く、その第一歩をどう踏み出すべきか」を、学生自身に考えさせるご指導をされている堀切様の熱心さに感銘を受けると同時に、新卒看護師のサービスに直接関わる者として、より多くの価値ある出会いを創出していきたい、と感じました。

インタビュアー:法人営業部 青木 友穂
記事編集:ナースパートナー部 白取 泰典